上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■ブログを読む前に

はじめに / 当ブログについて / 画像引用について


■考察

萌えの原点、「犬夜叉」の桔梗
犬夜叉と桔梗は幸せになれていたか
気になったこと ~着替え編~
「光」の行方 ~桔梗と琥珀~
気になったこと ~鋼牙編~ (3/18 更新)

■感想

【原作】

465話「光」 ~さまよい続けた少女の笑顔と涙~ 
犬夜叉たちが帰ってきた! ヒーローズ・カムバック特別編「あれから」
ワイド版15巻感想 白心上人と桔梗 (3/21 更新)

【アニメ】

アニメ「犬夜叉」レビュー ~はじめに~
ここがヘンだよ犬夜叉アニメ 
15話 悲運の巫女 桔梗復活


■るーみっく

境界のRINNE 17巻 榊あやめ登場!・・・あれ?
ダ・ヴィンチ12月号「オトナの♡高橋留美子だっちゃ!」を読む


■その他

祝!犬夜叉ワイド版発売!
犬夜叉わくわくファンブックがやばい
狙いを尻に定めてみよう! By 地獄の虫
るーみっくわーるど海洋堂ボトルオンフィギュア
最終回ネームと単行本を比較してみた
犬夜叉ドラマCD「あさって」感想



記事を更新、追記・修正した時はここに書き加えていきます。


スポンサーサイト
すっかり停滞中のブログにコメント戴いて嬉しいです・・・!
それだけ「犬夜叉」という作品はすごいんだな、と実感してます。
るーみっく界でも最果ての更なる辺境に位置する当ブログですが、桔梗への愛だけで頑張って行きたいと思います。


>匿名 様
コメントありがとうございます!
確かに桔梗の幸せを考えたら、志半ばで死んで、復活してからもいつかは消えなければならない運命で、
犬夜叉にはかごめがいて、闘い続けてボロボロの体で・・・と手放しで喜べる最期ではなかったと思います。
自分も物語の流れとか一切無視していいなら、「最終回で生き返らないかなぁ」とか思っていた時期も正直ありました。

でも最期には生前すら見られなかったような微笑みを浮かべ、犬夜叉の腕の中に抱かれて、後を託せる人(かごめ)も見つけられた。
自分は「光」を見て、確かにあの瞬間桔梗は救われていたのかなぁと思えるようになりました。

・・・といいつつも悔しさが全くないかと言えば嘘になりますし、大好きなキャラクターだからこそ幸せになってほしかったという思いもあるし、この問題だけは本当に難しいですね・・・桔梗愛してる(結論)

貴重なご意見ありがとうございました!

コメントを頂いていたのに返事が遅くなってしまい申し訳ありません・・・(土下座)
私生活の方でバタバタしてますが、ちまちま書きたいことをまとめていっている状態です。

>匿名 様
コメントありがとうございます!
「犬夜叉の中で桔梗との愛は永遠のものに~」の一文ですが、自分としては、めぞん一刻の響子にとっての惣一郎さんのような感じで書いていました。
あくまで個人的な考えですが、やっぱり犬夜叉の中から桔梗という存在が消えることはないと思いまして・・・。
勿論かごめのことは本気で愛しているし、これから一生かけて守り続けていく大切な存在だと思います。
でも桔梗のことも、救えなかった罪悪感とか初めて愛した女だとか、そういう色んな感情ひっくるめてずっと想い続けるんじゃないかと・・・犬夜叉ってそういう男なんじゃないかな~と。
続編を読んでそう思ってしまいました(笑)そしてかごめはそういう犬夜叉を、桔梗ごと全部受け入れて傍で愛し続けるのかな、と。

うまく言えなくて申し訳ないです&不快な思いをされたのなら申し訳ありません。
貴重なご意見ありがとうございました!


あまりに久しぶりすぎて更新するのを躊躇したくらいですが、生きています。

放置しすぎていた間に、ワイド版でも桔梗が最期を迎え、巻末で高橋先生による解説も出ました。
改めて書きたいことがたまったので、いったん記事を整理しつつ、また更新していきたいと思います。

永遠に冷めることのない犬夜叉熱もとい桔梗熱・・・我ながらすごいなぁなんて思いつつ。



2016.2.19   管理人

昨年1月から発売されたワイド版も、いよいよ15巻が発売されました。


犬夜叉 15 (少年サンデーコミックススペシャル)犬夜叉 15 (少年サンデーコミックススペシャル)
(2014/03/18)
小学館

商品詳細を見る


内容はというと、白霊山編(七人隊編)も終盤。
睡骨、蛇骨、煉骨が斃れ、七人隊の生存者(?)も残すところ首領・蛮骨のみとなり、いよいよ犬夜叉との一騎打ちが始まります。
その裏では奈落が例によって体を組み換え「その時」を待っていたり、内容の濃さは相当なものだと思います。





なかでも自分が好きなのは、白心上人と桔梗の問答です。
白霊山を覆う清浄な結界。それは奈落の邪気を隠すため、白心上人という即身仏が張ったものでした。

無題4 高橋留美子「犬夜叉」/小学館 28巻 p.6

かつて聖者として白霊山の麓のお清め所で人々の魂を救い続けてきた白心上人は、飢餓や疫病の苦しみから民を救うため、即身仏として入滅した---かに思われていましたが、実際は生への執着と闇(死)への恐怖に懊悩したまま絶命。それは、自身が望んだ聖職者の最期とは程遠いものでした。

即身仏となることを望まれ、尽くし続けた民から死を願われる自分。その憎しみや恨みが白心上人の魂を死後も現世にとどめ、その心の隙に付け入ってきた奈落を守るため、まやかしの聖域を張りつづけていました。

その魂を癒す役割を担ったのが、ほかでもない桔梗です。

無題1 高橋留美子「犬夜叉」/小学館 28巻 p.50

「この世に迷いなき者---一点の汚れもなき者などいるでしょうか」
「私も---生前はそうでした。迷わぬよう、間違えぬよう生きようとしていた」
「迷うのが人間です。だからこそ、崇高でありたいと望む---」


桔梗と白心上人は似ています。
聖職者であったこと。自分を押し殺してでもまっすぐ生きようとし、人に尽くし続けたこと。
しかし崇高であろうとした自分の理想から、最期の最期で逸脱してしまったこと。

桔梗の場合、守護するように仰せつかった四魂の玉を、争いをなくすためという建前があったとはいえ勝手に消滅させようとしたわけです。その時点で聖職者としては逸脱しています。建前のなかに自分の欲(=もう闘いたくない)も含まれていたわけですし、自分の願望と理想を混同してしまっていました。

聖職者として正しく生きるのではなく、「ただの女」であることを望んでしまった過ち。
その結果、己の命を失い、愛する者を封印するしかなかった後悔。
望まぬ復活後、死者の魂を利用してでも断ち難かった生への執着と犬夜叉への未練。
同じ魂を持ちながら、生きて犬夜叉のそばにいるかごめへの嫉妬。


桔梗も自分の弱さを嫌というほど見せつけられ、打ちのめされてきました。

無題2 高橋留美子「犬夜叉」/小学館 28巻 p.57

「命を惜しみ涙することは、恥ではありません」

この言葉は、そんな桔梗だからこそ言えたんだと思います。

魂に触れてみても「恨みや憎しみ」ではなく、「哀しみ」しか伝わってこないという桔梗。
そこで白心上人は、ようやく自分が人間や世界を恨んでいたのではなく、死への恐怖に負けた己の弱さを哀しんでいたことを悟ります。

無題 高橋留美子「犬夜叉」/小学館 28巻 p.72

そして桔梗の腕の中で、静かに成仏しました。白心上人の最期は、とても安らかなものでした。

桔梗が同じように救われるのは、あと20巻も後のことです。それまでにまだまだ多くの試練や苦しみが待っているのですが、今この場面を読み返してみると、すでに桔梗の最期が示されていたように思いました。
桔梗自身もまた白心上人や、高橋先生が「桔梗にぴったりはまる相手だった(*1)と言う睡骨の最期を見届け、死人である自分がいつか辿る道を思い知ったのかもしれません。





このエピソードは個人的に「犬夜叉」全編を通してトップ5に入るくらい大好きなんですが、その理由として、桔梗が本心を語る数少ない場面である、というのがあります。

桔梗は、自分の本音や想いをあまり洩らさないキャラクターです。
彼女の一人ですべてを抱え込んでしまう性格や、巫女としての矜持がそうさせるのだと思います。
犬夜叉たちや奈落はもちろん、読者すら何を考えているかわからない。だから自分も未だにあーだこーだ考察もどきをしているわけですが・・・。

その桔梗が、魂を鎮めるためとはいえ他者に生前の自分のことや想いを素直に打ち明けたのはここくらいじゃないかなぁ、と。
あと、

「苦しかったのですね」
「あなたはじゅうぶんに、人々に尽くしてこられた」
「もう・・・もう自由におなりください」


この台詞、もしかすると、桔梗が生前望んでいたものかもしれないと思って切なくなりました。
誰かに頑張りを認めてほしくて、「もういいんだよ」と言ってほしかったのかもしれない。なんだかんだいってもまだ十八歳、すべてを背負うには重過ぎたんだろうなぁ・・・。





ワイド版は全30巻なので、この巻でようやく折り返し地点です。
ワイド版はエピソードを区切りよく収録しているので、単行本よりも読みやすく、読み返すたびに色んな再発見があって楽しいです。

あと15巻、必ずくるであろう巻末の桔梗特集を今から正座待機していたいと思います!


(*1) 高橋留美子「犬夜叉」ワイド版14巻 高橋留美子インタビュー犬夜叉語り/小学館 p.336


にほんブログ村 漫画ブログ 週刊少年サンデーへ
にほんブログ村
にほんブログ村 漫画ブログ 漫画考察・研究へ
にほんブログ村
<参加してます!>


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。