ワイド版の全巻予約特典として送られてきた、最終回「明日」のネーム。
届いてからは毎日パラパラめくって読んでます。もう一生モノのお宝です。

ネームというのは原稿の下書き・・・アニメでいうと絵コンテのようなものです。
漫画家さんによってはキャラの位置やセリフのみを大まかに描いていくだけだったりするらしいですが、高橋先生のネームは実際の原稿とほぼ変わりません。
細かい背景こそ()で指令されているだけですが、キャラの表情などとても丁寧に描かれています。


とはいえ、ちょこちょこ修正が加えられている所がありました。
そこでネームと単行本を見比べてみて「おっ」となった所をいくつか紹介したいと思います。



■ 弥勒の表情


img174.jpg <ネーム>



img179.jpg 高橋留美子「犬夜叉」/小学館 56巻 p.175

犬夜叉に指示する弥勒の表情が、原稿ではちょっとふてぶてしくなってます。
「おら、とっとと片づけろよ」みたいな?



■ 琥珀の武器


img175.jpg <ネーム>



img178.jpg 高橋留美子「犬夜叉」/小学館 56巻 p.201

ネームの時より刃が大きくなって、より強力になったような琥珀の新しい武器。
鎖につながれてる宝玉(?)の形も少し変わってました。あと目にトーンが貼られてない雲母が可愛い。



■ 高橋先生の修正(?)文字
 

img176.jpg  <ネーム>

「尿酸値」という言葉の横に、高橋先生による?マーク。
「尿酸値で合ってるのかな~」ってことなんでしょうか。実際の原稿でも「尿酸値」のままだったので合ってたんしょう。こういうのが見られるのはネームならではですね。



■ 殺生丸の特効ビーム


img1744.jpg <ネーム>

一番笑ったところです。
「背景に特殊効果のトーンを貼る」という意味なのか、それとも殺生丸の眼光がビームのようだという意味なのか・・・。後者だったら面白い。
しかしこの殺生丸、原稿とほぼ変わらない丁寧さで描かれてますね。



■ 直後の犬夜叉のセリフ


img173.jpg <ネーム>



img180.jpg 高橋留美子「犬夜叉」/小学館 56巻 p.204

「二度と言うなよ」というセリフが原稿では「すげーヤな響きだった」と少し柔らかくなってます。
最終回を読んだ当時は、かごめの「お義兄さん」呼びは本当に衝撃的だった・・・。



他にも表情が少し違うコマなどはあるんですが、セリフは上記の犬夜叉のモノ以外は原稿と全く同じでした。
ネームの時点で細部まで緻密に考えて描くんですね・・・さすが高橋先生。

いつかまた高橋留美子展が開催されるようなことがあったら、ぜひ他のネームも見てみたいです。
今回実際手に取ってみてネームの素晴らしさ・貴重さが改めて分かったので、前よりももっとじっくりと見ると思います。

そのネームに桔梗が描かれてたらもう思い残すことはない・・・!





<おまけ:一番かわいかったコマ>

img177.jpg

双子ちゃんがかわいすぎて困る。



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